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髷(まげ)ないBU☆SHI道

皆様こんにちは!
寒さも山場を迎え、大阪にめずらしく雪が積もったりしましたが風邪などはひいていませんか?
今年もインフルエンザが大流行したそうですね(≧Å≦;)

髪笑活粋では加湿機と空気清浄器がフルで頑張っています!

さて、今回は髷(まげ)の歴史について報告させていただきます。
・・・考えたらすっごい髪型ですよね。
日本人って創造性ないよねってけなされたりしてますが、全然そんなことないと言い張れるヘアースタイルです。
間違いありません。

ちょんまげライフ

どうしてそうなった。

イメージでは江戸時代から髷(まげ)が始まったんじゃないかな?と思われる方も多いのではないでしょうか?
そもそもの髷(まげ)の起源は諸説ありますが、何と飛鳥時代!

彼らに一体何があったのか。
調べてみました。

飛鳥時代・・・中国から【冠】を被る文化がもたらされる。
       冠位十二階の制定もあって貴族の間で【烏帽子】ブーム到来!
       頭がむれてかゆくなるのを抑制するために髷(まげ)の原型 髻(もとどり) を結いはじめる。
       

烏帽子は絹、麻、和紙などを糊でくっつけ合わせ、仕上げに漆(うるし)で形を整えたものです。
漆(うるし)で表面をコーティングしていることから、通気性は推して知るべし。

平安時代末期には広く普及し、庶民も成人男子は烏帽子を被るようになります。
という事は成人男子は全員が髻(もとどり)を結っています。
この髻(もとどり)を人前でさらすのはとんでもない屈辱だったそうで、屋外はもとより室内でも常に烏帽子を着用!
かなりむれそうですが、階級や職業、流行によって烏帽子の素材やデザインは色々だったようです。


時代は変わり飛鳥時代から奈良時代、平安時代、鎌倉時代、南北朝時代を経て戦国時代(室町時代)に。
ここで髻(もとどり)に大きな変化が。

鉄砲が戦に出現したため、頭全体を守る形の兜を被る必要が出てきたのです。
平安時代以降、兜のてっぺんに穴をあける工夫をしてきたものの、蒸れが限界!!
しかも兜の下には烏帽子着用!!まだ被っていたのか!
個人的にはこの烏帽子&兜のせいで頭皮環境は最悪だったのではないかと思います。

そこで戦国時代に生きた人々は思いついてしまったのです。
「そうだ!抜いてしまえホトトギス!」
彼らは木製の毛抜きで1本ずつ引っこ抜くという暴挙に出ました。
平安時代から戦や儀式のために抜いていたという説もあります。が、
もちろん、流血。戦の前に、流血。
戦があれば引っこ抜くを繰り返していたら、毛穴から雑菌が入って頭がはれ上がり、肝心の兜を被れない事態になることもあったようです。

ちなみにその抜いたり剃ったりしていたてっぺん部分を月代(さかやき)といいます。
横と後ろの残した毛を束ねたものが髷(まげ)です。

豊臣秀吉が天下統一を成し遂げた安土桃山時代にはカミソリで剃る人も増えてきたようですが、江戸時代初期の風俗・風景を描いた「慶長見聞集」には、髪を引っこ抜いている様子を見て“黒血流れて物すさまじ”とあります。

戦国時代から一息ついて平和?になった江戸時代には成人男子のおしゃれとして髷(まげ)のバリエーションが増えます。
大体分かっているだけで60種類以上とか!
髷(まげ)は清潔感だけでなく身分、職業、経済力、センスを表していました。
もちろん、武士ならいつでも戦に出られますよという意思表示でもあります。
自分ではてっぺんを綺麗に剃るのは難しいのでかなりの頻度で髪結い床(散髪屋)に行き、月代(さかやき)を美しく剃り上げ、油と蝋で髷(まげ)を固めました。
月代(さかやき)は剃りあとが青々としているのがセクシーで魅力的だったそうで、わざわざ青く塗る人もいたようです。
江戸時代は男性もかなり美意識が高かったとみられます。
蛇足ですがアンダーヘアまでお手入れしてます。

結論、髷(まげ)は本来被り物のための実用的なものだった。です!

そこからおしゃれに変化球つけるあたりがすごいですよね。

ちょんまげライフ

GOOD BYE 髷

長く続いた髷(まげ)の歴史も終わりを告げます。
実は幕末にはすでに日本に洋式軍制が導入されていて、髷(まげ)は強制されてはいなかったのです。

明治4年 [散髪脱刀令]

いわゆる断髪令です。
これはヘアスタイルは自由にしていいよというものなのですが、なかなか浸透しない。
みんなまだ髷(まげ)だしなぁ・・・と。
明治天皇みずから散髪することでやっと髷(まげ)から散切り(ザンギリ)頭が広まり始めました。
この辺りから髪結い床から床屋・散髪屋と名称が変わります。
うっかり勘違いした女性まで散切り頭にしてしまう事態が発生し、[女子断髪禁止令]なるものまで発令されました。

明治20年頃には散切り頭も浸透し、約1000年以上も続いた髷(まげ)は姿を潜めます。
今も唯一、相撲の力士さんが髷(まげ)を結っていますが日本男子全員がそんな髪型をすることはもう無いと思うと寂しい気がします。

「髷(まげ)超カッコいい!」「やってみたい!」
そんな人生にスパイスを求める方は是非とも髪笑活粋にお越しください。
笑顔でお待ちしております。

長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
それではまたお会いしましょう(´゜ν゜)ノ”