この記事では、数ある「頭皮の臭いの原因」の中で【皮脂の酸化による、頭皮の臭いの原因と対策】に焦点を当てて徹底解説していきます。
画像引用元:くすりと情報の健康局 By 第一三共ヘルスヘア
大部分の「頭皮のニオイの正体」は、皮膚常在菌がつくる酵素(名:脂質分解酵素リパーゼ)により皮脂中の「トリグリセライド」が分解されて生じる、主に低級から高級の脂肪酸類であると考えられています。
「引用文献:頭のニオイ成分の生成を抑制する香料」【 脂肪酸類の低級・高級の意味ついてはコチラ 】
基本的に低級になるにつれて、脂肪酸の種類は 酢酸寄りの、肌に刺激が強い部類になるため肌にダメージを与えやすくなります。
簡単に言えば、頭皮の皮脂が頭に溜まり、分解される量が多ければ多いほど、生成される脂肪酸が多くなり、頭皮のニオイがキツくなるということです。更に厄介なのは、溜まった皮脂が古くなり酸化すると、他の酵素と結びつき加齢臭などの新たなニオイの物質を産生するところです。
皮脂が酸化するというのは、主に、紫外線・活性酸素・ストレスの影響で、 不飽和脂肪酸が酸化をして、「過酸化脂質」と呼ばれる物質に変化することです。
頭の臭いの原因物質は「脂肪酸」と説明しましたが、この脂肪酸自体が臭うのではなく、
1つは、紫外線などの影響で、過酸化脂質となった脂肪酸が、 頭皮の常在菌のエサになり、分解・代謝を促す場合や
2つ目は、別の物質と反応し、分解などされると加齢臭などの新たなニオイ物質を 産生すします、例えば、
過酸化物質とパルミトレイン酸が混ざると、 加齢臭の原因物質「2-ノネナール」となります。
主に40〜50代の男女ともに、皮脂の中の脂肪酸比率が変化して、パルミトオレイン酸の産生量が高くなります。
また30〜40代の男女だと、 ミドル臭の原因物質である「ジアセチル」が 他の世代と比べて、
多く排出されます。 このジアセチルと【中鎖脂肪酸】が 混ざることで、ミドル臭が発生します。
画僧引用元:社会福祉法人 聖隷福祉事業団 保健事業部
頭皮の臭いの原因として、簡単にまとめると「頭皮環境の悪化」や「紫外線によるダメージ」など外的要因もありますが、(外的要因のケアについては別の記事で紹介します。)
内的要因として「古く酸化した皮脂の量・活性酸素の発生が多い」ことや、肉中心の食生活で、「動物性タンパク質・脂質の摂取過多」などが当てはまると、頭皮の臭いや体臭がキツくなります。
対策としては、睡眠の質や食生活の改善・頭皮環境を整える などが挙げられます。
頭皮の臭いは、汗や皮脂が常在菌により酸化・分解されて発生しているので、 ニオイの材料である「酸化された皮脂(過酸化脂質)や雑菌」、また「活性酸素の発生と、動物性タンパク質由来のニオイ成分」を抑えると、頭皮を含む体臭は改善されます。
まず、普段の生活で改善できる点は、偏った肉食生活です。 適量の動物性タンパク質を摂取するのは問題ありませんが、その量が多すぎたり、野菜などを十分に摂らず偏った食事をしていると、体臭がキツくなります。
体臭の原因は、スカトールやインドールといったニオイ成分で、主にオナラの臭いです。
肉・卵・乳製品を大量に摂取すると、小腸で消化・分解しきれないまま大腸に到達し、そこで発酵されると、こうしたガスが作られます。
またこのニオイ成分は十分に排出されないと、血液によって全身に運ばれて、口臭・体臭として出てくることがあります。そのため、まず改善する点として、 偏った肉食生活を直すということです。
食生活を改善するにあたって、 肉の量とバランスよく摂取して欲しいのが、抗酸化作用を含んだ食べ物とクエン酸を含む食べ物です。
まず抗酸化作用で代表的なものは、パプリカ・ブロッコリー・トマトなどの緑黄色野菜に入っている、ビタミンC・カロテノイドや、
植物油やアーモンドのようなナッツ類にある、ビタミンE、海藻類に含まれるミネラル類、さらに、プルーンやりんごに含まれるポリフェノールです。
これらの抗酸化作用の成分は、皮脂の酸化を防ぐ効果があります。 通常、過酸化脂質は近くの脂質を雪だるま式に酸化させて、その量を増やしていきます。
ですが、そこにビタミンEが脂質の代わりに酸化されることで、過酸化脂質の増大を防ぎます。酸化されたビタミンEは効果を失いますが、ビタミンCにより、回復され、また酸化されることが可能です。
次に、クエン酸ですが、クエン酸が効果を発揮するのは、主に30〜40代のニオイの原因である「ミドル臭」に効果的です。
ミドル臭の原因物質である、ジアセチルは皮膚のブドウ球菌が乳酸を分解すると発生します。 ですが、クエン酸が体内で乳酸を先に水と炭酸ガスに分解することができるので、結果的に、ジアセチルの発生を抑える働きをします。
クエン酸が含まれる代表的な食べ物は、 梅干し、レモンなどの柑橘類、お酢などがあります。
引用文献:eo健康「おならが臭いのは食べ物の影響?対策と予防方法」
第一三共ヘルスケア「過酸化脂質の増加を防ぐとはどういうことですか?」
画像引用元 ORGANIQUE MAGAZINE
【 頭皮の臭いがどうしても気になる方・ケアはしているのに何故か臭いが改善しない 】という方は、原因の一つに【頭皮の毛穴の詰まり】があるかもしれません。
そして、この詰まりの除去というのは( 頭皮クレンジングを行っている クリニックや理美容室・エステサービス店 )に行ってもらうのが1番効果が出ます。(営業目的ではなく本気でお伝え出来ます)
この詰まりというのは「角栓」と言って、よく鼻のてっぺんにあるブツブツで「イチゴ鼻」の原因になるアレです。鼻の部分を含む、皮脂がたくさん出る「顔のTゾーン」でさえ、角栓が出来やすいのに、頭皮の皮脂分泌量はTゾーンの2倍と言われています。このことを踏まえると、頭皮がなぜ臭いやすいのかが分かります。
角栓は指の腹で押し出すこともできますが、ご自分でやるのはお勧めしません。なぜなら、かえって症状を悪化させることに繋がるからです。頭皮は自分で見えない箇所で、取れるか不確かで、なおかつ手の雑菌が頭皮の中に入り込み頭皮環境を悪化させる可能性があります。
それに対して、クリニックや理美容室では「頭皮用クレンジング剤」を使い、汚れを浮かして自然に洗い流すことができます。頭皮や毛穴に負担が少ない分、悪化する心配はないでしょう。
また我々【男髪GROUP 】のようにスコープカメラで施術の前後の状態を詳しく見て、どのくらい汚れが落ちたか、お客様にお見せする店舗も御座います。(そのくらい綺麗に落ちる自信があります。)
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薄毛・AGAへの正しい知識と治療薬の実態を日々発信中です。悪徳なAGA専門クリニックからお客様を守る為、また治療薬の販売は行っておりませんので、第三者目線で正しい知識を発信しています。※押し売りや案件などはございません。
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